山田屋まんじゅうの創業は慶応三年。 一人の巡礼が一軒の商家に宿を請い、お礼にと主にまんじゅうの作り方を教えました。 そのおいしさが評判をよび、主は宇和町にある山田薬師寺の山田薬師如来が姿を変えて 教えてくれたものと信じ、その年に「山田屋」の屋号で店を開きました。
その主が初代髙辻源蔵、以来150有余年、 二代目 助三郎、三代目 小太郎、四代目 元四郎へと受け継がれた一子相伝の製法は、 現在五代目となる髙辻家当主に伝えられ、守り続けられているのです。