白鷺が傷を癒したと伝わる日本最古の温泉、道後温泉本館。その直ぐ近くに位置する山田屋まんじゅう道後温泉店内に「茶楽」はあります。窓からは木造三層楼の道後温泉の眺め、一席一席ゆったりとした配置、控えた照明、シンプルなインテリア。「この空間に居る」ことを、「今というこの時」を楽しんでいただきたいのです。
ここでは日常と異なる時間が流れます。忙しさの中で気付かずに過ぎてしまうこと・・・風にさらさらと揺れる竹の影、水琴窟の響き、湯冷ましからゆらゆらと立ち上がる湯気、茶器の肌触り、茶の香り、そんな些細なことに心が留まります。日常を離れ心が感じるままに過ごすうち、疲れもどこかへいってしまうようです。